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[月島] 岸田屋

太田和彦氏の居酒屋ガイドブツク「完本・居酒屋大全」は私の大切な参考書。
その本の巻末に究極の居酒屋なる章があり日本三大酒場の東京代表として今回の「岸田屋」が紹介されている。

実は3,4ヶ月前の暑い盛りにも訪れた事があるのだが、その時は無念にも臨時休業の張り紙。しょうがないのであまり気の進まぬままもんじゃ焼きなんかを食べた。

地下鉄有楽町線の月島、7番出口を地上に出るとそこは何十軒ものもんじゃ屋が軒を連ねるもんじゃ王国。もんじゃ案内所まである。 西仲通り商店街は一番街から四番街まであり、目指す「岸田屋」は一番奥の四番街である。

どうか今日は開いていてくれ。駅からの5分ほどの距離を念じながら歩いた。
ありました、ありました。左右のもんじゃ街の奥に渋く黒光りする「岸田屋」の大暖簾。その暖簾を見るだけでも居酒屋好きには堪らないだろう。これぞ居酒屋といった風情がそこはかとなく漂う面構えなのだ。「1時間半ほどかかったが来てよかった」。暖簾を見ただけでそう思った。

森下の山利喜、北千住の大はし、門前仲町の大坂屋に続いて遂に東京3大(4大)煮込みを制覇したのだ。感無量である。勿論旨かった。店の雰囲気も下町らしくて最高。娘さんだろうか、美人の看板娘がテキパキと働く。笑顔が魅力的。 煮込み、肉豆腐、ヌタ、モロキュウ、穴子の白焼き、とり貝刺し、生ビール2杯、酎ハイ2杯。連れが生ビール1杯。〆て4000円ちょっと。値段も安い。

2軒目に行くつもりだったので1時間ほどで退席したが、本当はもっと居たかった。
また来るからね。

★★★★★





月島
岸田屋

 

 

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