back to main

 
[松山] 赤丹本店 (訪ねた日 2011.5.17)


最後に書いたのが野方の秋元屋で、2009年の8月のことだったからもう2年近く「オヤジの赤提灯」をサボっていたことになる。以前に比べフットワークが鈍ったってのもあるし、家庭の事情で休みを自分の為だけに使えないことも少し理由かな。
言い訳ばかりして行動力のないオヤジになってボケていくんだ、きっと俺。
いかん、いかん、もう少し積極的に外に行かないと。
旅行にも2年ほど行っていない。旅行ってほど優雅じゃないが、爺さんの用事で愛媛県に帰省したついでに松山の、是が非でも行きたかった飲み屋に行ってきた。

松山にはJRの駅と私鉄の市駅がある。圧倒的に市駅の周辺が賑やかで、今回訪れた「赤丹」も市駅の目の前にある。
看板や提灯を見ただけで名店の風情がある。外から中が見渡せる、カウンター15席ほどの小さな店だ。おでんが有名と聞く。
7時ころ入店したのだが、先客が5人ほど。奥のほうが空いている。ホワイトボードに本日のお薦めの品書き。おでんだけじゃなく、刺身やてんぷらが充実しているようだ。
生ビールを注文。連れも中生を。まずはおでんから。四国のおでんは牛スジが定番である。それとコンニャク、レンコンも。おでん味噌をつけて食べるのが普通。
迷った末にどうにか、刺身を3品注文。だって「生たこ」、「鰹たたき」、「こち」、魅力的じゃないですか、地の魚ばかりですよ。結局注文したのは「はも」「ホータレ」「釣りさば」愛媛でしか味わえない刺身、感動もんです!
「ホータレ」って解りますか?カタクチイワシのことなんですが、愛媛ではこう言うんです。頬がたれるほど旨いかららしいです。確かに「旨い!」脂のってる。
「はも」は関西人が好んで食べる魚。小骨を砕いて湯引きして、とにかく手間のかかる魚。他では味わえない独特の食感。
いや、上記2品だけでも驚いたけれど、「釣りサバ」には腰を抜かした。大分に水揚げされた一本釣りのサバを「関サバ」と言う。一匹7000円はするんじゃないだろうか?同じ海域で捕れたサバでも愛媛県側だと「関サバ」表示ができないので、いきなり安くなると言う話をどこかで聞いた記憶がある。この「釣りサバ」は間違いなくそれだ。いままで 食べたことのない別な魚=サバだ。ものすごく身が締まっている。鰤に近いかも。もう二度とこんなサバは食べられないかも知れない。最後に生タコの絶品天ぷらまでいただいた。
おでんの追加もした。「たこ」と「銀杏」これも旨かった。

私は芋焼酎のロックを5杯ほど、連れは麦焼酎を1杯。〆て二人で8000円くらい。滞在時間2時間半。安いと思った。
松山に旅行する機会がある方は絶対訪れるべきだと思う。

赤丹本店 
〒790-0012 愛媛県松山市湊町5丁目5?10
089-946-1222 ?

★★★★☆

 


 

NO TRUNKS Home