ネットで検索をしていてある人の訃報に接した。
ジャズの有名誌ではもう既に報じられていたのだろうか。ここ5、6年ジャズ誌とはおさらばしているので解からない。
Steve Marcus。上のアルバムカバー左が彼の代表作だ。
1960年代後期、我が青春期。
新宿=DIG、木馬、ヴィレッジヴァンガード、ポニー、びざーる・・・。
渋谷=デュエット、ブラックホーク、スウイング・・・いつも、どこでもマーカスの「Tomorrow never knows」が流れていた。
当時、ジャズは最先端音楽の一翼を担っていたと思う。
オーティス・レディングやサム&デイブとコルトレーンは同じ土俵にいた。
硬派になりたきゃDIGにいたし、女の子にちょっかいだしたきゃポニーやびざーるにいた。
不思議なことに、硬軟何処のジャズ喫茶でもマーカスが流れていたのだ。
9月25日、ベッドの上で永眠したそうだ。薬?酒?年かな?66歳だった。
ッてことは、39年生まれで、トゥモロウ・ネヴァー録音の頃は既に30歳に手が届くオッサンかよ。18歳の私としては少し上の同世代と思っていたのに。
でもジャズのカッコよさを教えてくれたのはロイドでありスティーヴ・マーカスであるのは間違いない。
安らかにお眠りください。(11.17.2005)