12月25日(金)vol.465 成せる技
ベースの吉野氏以外は当店初登場の面々。アコギにベースにヴィブラフォン、そしてヴォイスまでもが加わった編成で、トリスターノやコニッツの曲を中心に演奏すると言うのだから、ただ事ではない。奇才、高柳昌行に長らく師事した廣木光一だからこそ成しえる技なのだろう。
なおライヴの模様は当日収録され、後日インターネット・ラジオのjjazz.Netで放送される予定。
Cool Glade 4 =廣木光一acg、有明のぶ子vib、蜂谷真紀vo、吉野弘志b
Plays Tristano-Konitz。世界的にもユニークな編成とコンセプト。
12月26日(土)vol.466 楽屋
8月に初めて北海道に行った。目的は札幌の郊外、盤渓スキー場でおこなわれたバンケイ・ジャズ・フェスを観るためだった。3日ほどの旅だったが旨いものと酒の洪水を楽しんだ。中でもフェスの楽屋と打ち上げ会場は大盛り上がりで、ほぼヘベレケ状態。そんな中で生まれたのが今回の組み合わせだ。
なにかが起こりそうな・・・予感がする!
峰厚介ts×石渡明広g×本田珠也ds
北海道の呑みの席で生まれた奇跡の組み合わせ。
|
12月21日(月)独壇場oa16&im15
2007年の3月にスタートした独壇場。二人の新人を育てる目的でスタートしましたが、今ではミュージシャンを含め多くのファンを獲得しています。いよいよフィナーレです。ソロは卒業です。最後は二人で。
そして来年からはデュオ形式の独壇場プラスがスタートします。
太田朱美fl×石田幹雄p
最後は二人のデュオで締めくくります。
|
12月19日(土)7時〜 恒例Promotion at Saturday nightのご案内
10月、11月、12月の3箇月間に発売された新譜を聴きます。皆さんも、コレはと思うCDがあればお持ちください。 チャージ等はかかりません、飲んで楽しみましょう。
新譜を試聴する会。2009冬
D.J.はディスク・ユニオン渋谷ジャズ&レアグルーヴ館の後藤氏です。
|
12月18日(金)vol.464 源泉
年に3回くらいのペースでしょうか、このバンドの当店でのライヴ。メンバーが忙しい人達ばかりなので集合するのが至難の業なのだ。
今年はリーダーアルバムを2枚発売した松風氏。共に味わい深い内容で、あらためて氏の奥深い才能に脱帽する。そんな中でも、松風鉱一の核となりアイデアの源泉となるのがこのバンドだ。
松風鉱一sax4=加藤崇之g,水谷浩章b,外山明ds
マルチリード奏者率いる異能集団!
|
12月11日(金)vol.462 好み
研太の参加した同じ編成のBOZOと比べると分かるけれど、ピアニストの趣味と言うか資質で随分違った音楽になるものだ。くるみの場合黒くて男っぽいジャズが好みらしく、音楽が野生的である。この人はもっと注目されるべきピアニストだと思う。
清水くるみp4=津上研太as,工藤精b,力武誠ds
くるみ率いる自信のカルテット。
12月12日(土)vol.463 前進
5月のあの日以来、ぽっかりと空いた心の穴。・・・哀しいけれど、残った人たちは、彼の志を引き継いで前進するのみですね、梅津さん、片山さん。そしてファンの皆さん。De-Ga-Showの公演でお会いしたシャイな彼のことを想い出します。
久しぶり、当店での盟友DUO。楽しみです!
梅津和時as×片山広明ts
DUB〜ブルーデイ・ホーンズ、永き盟友DUO
|
12月5日(土)vol.461 壮快、爽快!
結成されて3度目のライヴですが、既に当店屈指の名物バンドになっています。4人が4人、音楽に勢いがあり、華があるのです。バップからフリーまで見事に消化吸収したそのサウンドは、見せかけの技巧の罠にはまることなく人間味に溢れていて、観ていて爽快です。
未体験者には是非とも体験していただきたいライヴです。
太田朱美fl4=石田幹雄p,安東昇b,力武誠ds
当店が大プッシュする期待のカルテットです!
中央本線高架化工事に伴う列車運休の為5時半開場、6時開演。
2部は7時半開演となります。
|
11月27日(金)vol.458 4年目突入
季刊Yoshigakiも4年目に突入。今回のお相手はこのところ当店出演頻度が高いバリトンの吉田氏。渋さ知らズオーケストラや板橋文夫オーケストラ、藤井郷子オーケストラとパワー・オーケストラに引っ張りだこのバリトン。二人の接点がどこなのかは知らないが興味深いデュオである。
季刊Yoshigaki 09秋 芳垣安洋ds×吉田隆一bs
リズミカルなバリトン・サックスがメロディアスなドラムと!
11月28日(土)vol.459 到来!
遂に単独リーダー作を発表した宮野裕司氏。このメンバーでの録音ではありませんが、中牟礼さんは参加している。CDとアナログでは収録曲やジャケットが違うという凝った作品。いよいよ遅咲き宮野の時代到来!
宮野裕司as4=中牟礼貞則g,吉野弘志b,池長一美ds
青い炎!静謐のカルテット!
11月29日(日)vol.460 懸ける、たどり着く、楽しむ
即興に命を懸ける人、即興にたどり着いた人、即興を楽しむ人。作曲と即興。モンクとオーネット。ライヴとレコード。映画音楽と実験音楽。
どちらもが好きな私。何が起こるのか、何も起こらないのか。
松本健一ts×千野秀一p×本田珠也ds
これは珍しい組み合わせ。洋輔トリオと同じ編成なのだが?
日曜のため、6時開場、7時開演となります。
|
11月20日(金)vol.457 多摩川べり
見事な秋晴れですね。雨の後の、空気中の汚れを全て洗い流したような、深遠で神々しい青空です。今この案内文を書いている自宅のディスクから空を見上げています。こんな日はサイクリング自転車に乗って多摩川縁を駆けてみると楽しいでしょうね。勿論サドル付の自転車でですよ。
で、今週金曜日はサドルの無いバンド。足腰鍛えるには一番でしょう。最近はジェフ・ベック(今年発売されたロニー・スコッツでのライヴ映像は最高でした)をカバーしているらしい泰三氏。楽しみです!
サドルレス=酒井泰三g,吉崎守b,湊雅史ds
サドルの無い自転車って相当運動になるでしょうね。
|
11月13日(金)vol.455 ルイス×コニッツ?
初のリーダー作の録音を終えて充実の増田嬢。若手〜中堅がベテランの胸を借りて一回り成長するシリーズ。前回の中牟礼氏に続いて今回は渋谷氏とのデュオ。ルイス×コニッツと云ったところでしょうか。
渋谷毅p×増田ひろみas
初顔合わせ。面白くなる予感が・・・
11月14日(土)vol.456 インターナショナル
前回は「いーぐる」後藤氏をはじめ、四谷一派が3〜4名鑑賞にこられていました。その後のライヴ・レポートも好意的なものが多かったが、中でも日本人ジャズの演歌風味が嫌いな後藤氏の評は的を射て面白く読ませてもらった。http://com-post.jp/index.php?itemid=332
まだ体験されてない方はどうぞご観覧ください。
市野元彦g4=土井徳浩cl,是安則克b, 外山明ds
前回が好評で再登場。期待の若手ギター奏者のニュー・バンド。
|
■おしらせ
兼松講堂の前で、今年は出店いたします。
ビール、焼酎、ウイスキー、そして沖縄名物ポーク玉子むすび!
ぜひ、お立ち寄りください。
今年も 国立POWER JAZZ!
11月8日(日) 国立一橋大学 兼松講堂 15:00 - 19:00
当店でも前売チケットを扱っております。
ローソンチケット 0570-000-407(Lコード予約 79741)
|
11月6日(金)vol.453 低音量
先日pit innでトリスターノ派の長老テッド・ブラウンとの共演を果たし意気揚々たる平井バンド。低い音量での熱のこもった演奏を追及することが、今後の課題であり目標とのことだ。確かに、トリスターノの音楽って静かで知的なんだけど、燃えるんだよね。
平井庸一g5=増田ひろみas,橋爪亮督ts,カイドーユタカb,井谷享志ds
セカンド・アルバム完成記念。
11月7日(土)vol.454 欧州ピアノ・トリオ
ウエイン・ショーター等から絶賛されるイタリア人ドラマー率いる欧州ピアノ・トリオの公演です。ピアノのクラウセンはデンマーク人で、ロイ・ヘインズやデクスター・ゴードンとのレコーディング歴もあり、北欧のビル・エバンスと謳われる名手です。
アンドレア・マルチェリds3=トーマス・クラウセンp、ステファノ・センニb
欧州から静謐のトリオ来日。6時半開場、7時開演です。
限定30席。チャージ3000円+1000円以上の飲食をお願いします。
|
11月2日(月)o.a.15
太田朱美fl独壇場
奇数月、第一月曜は朱美独壇場!
|
10月30日(金)vol.451 ハミルトン?
久しぶりに外山明の参加したPhonoliteだ。ベース、ギター、フルートの編成だと室内楽的要素が強いのだが、ここにドラムが加わることによって躍動感が増し、スイング度がアップする(外山流変則スイングですが)。まるでエリック・ドルフィーやジム・ホール在籍時のチコ・ハミルトンのバンドと聴くのは私だけだろうか?
水谷浩章b Phonolite4=中牟礼貞則g,太田朱美fl,外山明ds
品格と力強さを兼ね備えたカルテットです。
水谷浩章さんからの緊急メッセージです。
先週末、松風鉱一カルテットで宮崎へ行っていました。帰ってきたら、加藤さん、外山さん、水谷と順番にインフルエンザにかかってしまいました。
インフルエンザは、熱が下がってから2日間は、外出しないように。との、医師からの指示を受けて、お客様にうつさぬよう、本日の No Trunks における phonolite 4 において、水谷と外山は、欠席した方がよいという判断をしました。
本日10月30日のライブは、太田朱美、中牟礼貞則 DUO (+α)となります。
ピアノの石田幹雄が連日となりますが、助っ人参加してくれることになりました。(村上)
10月31日(土)vol.452 石田と吉田
ピアノとバリサク。共にメロディー楽器でありながらリズム楽器の役割もする。特にこの二人にはそのことが顕著だ。まるで万華鏡のような、デュオだってことを忘れさせる多彩な音の洪水を楽しみたい。
石田幹雄p×吉田隆一bs
ご近所デュオ!家が近いのでよく二人で練習しているらしい。その成果を!
|
10月23日(金)vol.449 宇宙船
富樫雅彦カルテットの盟友、井野信義。渋さ知らズ、大友良英やROVO人脈で共演暦の多々ある芳垣安洋。広瀬淳二と、まるでバミューダ・トライアングルのように惹かれあって3人が集結した。フリー・ジャズとフリー・ミュージックの地平線から巨大な宇宙船が姿を現す!
広瀬淳二ts×井野信義b×芳垣安洋ds
フリー・ジャズ・ファン集合!これは超強力フリー・ジャズ!
10月24日(土)vol.450 人柄
年に1〜2度登場する久保島氏、前回はトリオでした。色々メンバーを変えてのライヴですが、旧橋氏とのカルテット編成が一番シックリくるようだ。それは、二人の目指す方向が同じだからだろう。寡黙な人柄が滲み出る曲と演奏をお楽しみください。
久保島直樹p4=旧橋壮ts,是安則克b,野村綾乃ds
マルを敬愛する個性的な作曲家兼ピアニスト。
|
10月16日(金)vol.447 永遠不滅
渋さ5が多くて、渋さチビズが暫く当店から遠ざかっているので、久しぶりの片山広明である。そして久しぶりのドライ・シェリーである。1987年に録音されたアルバム「ドライ・シェリー」こそ、片山広明の原点である。このトリオと「そーかなバンド」のライヴは、当店が続く限り永遠不滅である。
片山広明ts3=早川岳晴b,つのだ健ds
久し振りのドライ・シェリー・トリオ!
10月17日(土)vol.448 脱力訥弁
痩せぎすな体型。繊細そうな表情。なるほどと頷けるそのアルトの音色。ミドリ君は自分でも認める脱力系のミュージシャン。そのことが個性になりうるのかどうかは別にして、ユニークな存在感を漂わしている。
栗田さんを私は全く知らない。そこで探してみた。「オンセン・トリオ」なるバンドのメンバーでした。試聴をしました。かなり癖のあるタイプ、例えるならヒルかな。これは期待できそうなデュオです。
ミドリトモヒデas×栗田妙子p
脱力系アルトと訥弁ブラック系ピアノ
|
10月12日(月)アケミ・コネクション=a.c.3
太田朱美fl×生沼邦夫b×大村亘ds
朱美を橋渡しに、若者とベテランが共演!
|
10月10日(土)vol.446 凱旋
いつものmingaではなくニューヨーク在住のヴァイオリン奏者、定村史朗さんを迎えてのギグとなります。彼はエデイ・パルミエリ等のニューヨークのラテン・シーンやアバンギャルドなジャズ・シーンで活躍する真のインプロバイザーです。なお、一月ほど前のニューヨーク、ジョン・ゾーンの主催する「ストーン」でこの3人は共演を果たしており、今回は凱旋コンサートとなります。
早坂紗知as、永田利樹b、定村史朗vly(from NY)
ニューヨークで活躍するヴァイオリン奏者を迎えて!
|
10月5日(月)i.m.14
石田幹雄p、独壇場!
偶数月第1月曜は幹雄night。
|
10月2日(金)vol.444 凌駕
懐の中にあるはずの手が拳銃を握って外に見えている。「こんな写真あったっけ?」と不思議がらせたジャケット写真が話題のスガダイローの新作。7月発売から3ヶ月、やっと全貌をno trunksに表す時が来た。ジャケ写のインパクトを凌駕するエキサイティングな演奏を期待している。
スガダイローp3=東保光b,服部正嗣ds
阪本龍馬の拳銃トリオ。当店初登場!
10月3日(土)vol.445 表明
バイクツーリングが趣味の土濃塚氏。この初夏も北海道を周って来た模様。羨ましいかぎりだ。さて今回のお相手は共に当店2度目の登場だったかな?二人ともジャズの本流を押さえつつも、ソウルやファンクへの愛情を表明するヤング・ライオンズ。何時もに増して黒い土濃塚節が楽しめると思われる。
土濃塚隆一郎tp3= 塩川俊彦g、小泉P克人b
今回はギターとベースをバックに。
|
9月25日(金)vol.442 ドス
当店にフォーク・シンガーが登場するのは三上寛以来ですから(先日のおおはた氏はフォークと言うよりもS.S.W.でしょう)相当久しぶり。今年3月に発売された、石田幹雄をフィーチャーしたニューアルバム「一片の音楽」はフォーク好きには堪らないナイスな出来。ボブ・ディランの「欲望」を意識した「スカーレット・リヴェラのヴァイオリンが聴こえる」は、アルバム表題曲と並んで私の心に響いた。ドスの利いた魅力的な声質は、正にフォークを歌うために生まれてきたそのものだ。ピアノの幹雄との相性も抜群だし。
寺田町vo,g×石田幹雄p
昭和を感じさせるフォーク・シンガー。当店初登場!
9月26日(土)vol.443 猫集会
本来、バリトンサックス、ベース、ドラムからなるグループなのだが、今回はこれで。林家と同じく内猫、外猫入り乱れての共演。猫好きの林氏が考えたバンド名は、メンバーを特定しなくていいので便利だ。エレキ・ベースが2台ときたか。過激だな。さてどうなることでしょう。来てのお楽しみですな。
林栄一as&Gatos Meeting=吉田隆一bs、早川徹eb、オノアキeb
猫の集会なるネーミングのバンド。今回は変則2ベース編成。
|
9月18日(金)vol.440 唯一無二のザボ
Gypsyバンド2度目の登場。私も昔からの大ファンであるガボール・ザボの哀愁サウンドを再現しようという試みです。何時の間にやらクラブ系のリスナーには相当認識されているようだが、ジャズファンにはまだ知らない人も多いザボ。
チコ・ハミルトン、チャールス・ロイド、渡辺貞夫・・・これらの人脈を糸口に平井庸一&GYPSY’09の扉を開けてみよう。
平井庸一g&GYPSY09=日置寿士g,高野ヒロオts,カイドーユタカb,井谷享志ds
故、高柳昌行も愛したガボール・ザボ゙のサウンドを再現します!
9月19日(土)vol.441 瓢箪駒
前回は瓢箪から駒だった。厳格トリオのライヴに遊びに来た広瀬さんを、渋さ4に不破さんが誘ったのが始まり。そして前回6月に行われた渋さ5のライヴの強烈さは語り草になるほど。以降、広瀬淳二の追っかけになった人多数。これは当店レギュラー・バンドの一角に鎮座していただかねば。
と言うわけで、ドンドンやりますよ渋さ5。
渋さ5=不破大輔b,立花秀輝as,スガダイローp,磯部潤ds&広瀬淳二ts
エンターテイメント・ジャズの最高峰!渋さの新たな展開。
|
9月12日(土)
新譜を試聴する会。秋
D.J.はディスク・ユニオン渋谷ジャズ&レアグルーヴ館の後藤氏です。
紹介アルバム等の詳細は→http://d.hatena.ne.jp/sabio/
|
9月11日(金)vol.439 サックス・ワークショップ
入谷の「なってるハウス」のスケジュールでも見たことないのだから、おそらく当店のみのバンドでしょう。歴戦のツワモノを、2頭の牝馬が刺激し煽ると云う塩梅です。還暦を過ぎて益々元気な松風鉱一が率いた、往年のサックス・ワークショップを想わせます。
松風鉱一sax&小森慶子sax5=清水くるみp,吉野弘志b,藤井信雄ds
師弟コンビ双頭バンド、拡大してクインテット編成に。
|
9月7日(月)o.a.14
太田朱美fl、独壇場!
奇数月第1月曜は朱美night。
月曜の何日かを「独壇場!」と題し、1ステージ限定のソロ・ライヴの日とすることにしました。
|
9月4日(金)vol.437 AAS
色々なスタイルの若手アルト奏者がいる。パーカー直系もいれば、コニッツに私淑する人、オーネット派も少し。立花君は誰なんだろう?と考えてとっさに浮かんだのが、飲み屋で師事したと言う現実を差し引いても、サン・ラー・アーケストラのマーシャル・アレンだ。多分世界中でただ一人のアレン信奉者だろう。そんな彼が率いるAAS。一筋縄ではいきませぬ。
AAS(アァス)=立花秀輝as,山口コーイチp,カイドーユタカb,磯部潤ds
久しぶり!渋さのメンバーを中心にしたエキサイト・バンド!
9月5日(土)vol.438 PPS
PPSトリオに毎回違ったゲストを加えて異種混合のサウンドを楽しみたいと言うのが趣旨。バイーア地方の音楽ではないが、ブラジルにはショーロと言う優雅なジャズのような音楽がある。クラリネットやサックスはその音楽の主要楽器だ。ブラジル音楽に大きな興味を抱く小森さんにはうってつけのお手合わせになると思うのだが。
ピカイア・パンデイロ・スペシャル3+=渡辺隆雄tp,中西文彦g,小澤敏也per
ブラジル音楽の核心を突くサウンド! ゲスト:小森慶子cl,sax
|
8月28日(金)vol.435
minga久しぶりです。中でも新澤氏参加のmingaは確か2度目。前回は何時だったか忘れるくらい前のことです。しかし彼のピアノの素晴らしさに耳を奪われた記憶があります。フュージョン系の人たちとの人脈が濃いので、ややもすればフュージョンの人と思われがちですが、違うな。彼、器用すぎて損をしていたんだ。目を見張るジャズ・ピアニストです。そのことを確かめに来てください。
早坂紗知as3=新澤健一郎p、永田利樹b
minga最小ユニット、新澤版です!
8月29日(土)vol.436 本性
自分でも予想しなかった展開に驚き、興奮することってたまにあるでしょ?このトリオの前回の演奏が正にそれでした。早川、福島、共に勢いのあるプレイヤーです。しかしこれほどイカシタ奴だと知りませんでした。幹雄の凄さが二人の本性を目覚めさせた。そうとしか思えません!
石田幹雄p3=早川徹b,福島紀明ds
良治郎バンドの二人が石田を挑発する
|
8月21日(金)vol.434 洋輔繋がり
ピットインでの飛び入り演奏で山下洋輔を驚嘆させた、当時高校生だった林栄一。洗足学園時代、当時教授だった山下洋輔を驚かせたスガダイロー。
7月19日、日比谷野音「復活!山下トリオ」に満足仕切れなかった貴方に捧げます!
林栄一as×スガダイローp
初の激突!
|
8月14日(金)vol.432 成仏
2月の林栄一とのデュオに続く2度目の登場。前回は弦を1本、成仏させていただきましたが、さて今回は?
ブラック・ジャズとイエロー・ジャズが混ざり合い、押し合い圧し合い。情熱と哀愁が渦巻く。これが本当の意味での和ジャズでしょう。(決してナゴミジャズではありません)世界に誇るべき板橋節をご堪能ください!
板橋文夫pソロ
前回のデュオに続き今回はソロで登場。
8月15日(土)vol.433 ビヨンド・カテゴリー・ミュージック
2006年11月にスタートした季刊芳垣も今回で12回目、丸3年が経過します。私自身、新しい発見の数々で、いつもリフレッシュさせてもらっています。芳垣さんに感謝です!
さて今回のおおはたさん。不勉強で最近まで知りませんでした。下調べをして驚きました。ライ・クーダー、レナード・コーエン・・・ロックの趣味が私と近いのです。当店の標榜するビヨンド・カテゴリー・ミュージックに正にうってつけのミュージシャンなのです。
季刊Yoshigaki 09夏 芳垣安洋ds×おおはた雄一g,vo
趣味の良いシンガー・ソングライター兼、凄いテクのギター奏者との共演。
|
8月7日(金)vol.429 お願いしとく
20代後半から30代の、まさに駿馬と呼べる4人の若者が集結した太田朱美カルテット。今のところ当店のみの公演で、2度目の登場。遠からずこのサウンドを耳にした者は彼らをほっておくわけはなく、全国展開になるのは必至。嬉しいような悲しいような。「BigになってもNO TRUNKSを忘れないでね」と今からお願いしときます。
太田朱美fl4=石田幹雄p,安東昇b,力武誠ds
当店が大プッシュする期待のカルテットです!
8月8日(土)vol.430 藤沢周平
飄々とした4人だ。凄いことを飄々とやるもんだから、こちらは凄いことに気がつかないこともあるくらいだ。そして、何故だか分からないが、藤沢周平の時代小説の主人公のような佇まいを、この4人に感じてしまうのだ。
松風鉱一sax4=加藤崇之g,水谷浩章b,外山明ds
マルチリード奏者率いる異能集団!
8月9日(日)vol.431 そこはかとなく
*今回に限り開場5:30、開演6:00〜2部7:30〜
歌い手の信望厚く、黒子のように、見えているのに見えない伴奏を心がける。トミー・フラナガンがそうであったように、いざ自分のソロとなると、燻し銀のメロディーが踊る。
華乃家さんとのデュオは、昭和の良き時代がそこはかとなく漂うことでしょう。貴重です!
「たそがれの夢」渋谷毅p×華乃家ケイvo
大阪在住のシンガー・チンドンと渋谷さんとの懐かしくて温かいデュオ。
|
8月3日(月)i.m.13=9時30分〜1ステージのみ=mc1000円
石田幹雄p、独壇場!
偶数月第1月曜は幹雄night。
|
7月31日(金)vol.428 感謝
考えてみるとこのバンドも当店のみのスペシャル・プロジェクト。ありがたいことです。と同時に勿体無いって気もします。地方在住の方達にはお聞かせできないのですから。その事を理解し、聞ける事に感謝を。お待ちしています!
宮野裕司as4=中牟礼貞則g,吉野弘志b,池長一美ds
青い炎!静謐のカルテット!
|
7月24日(金)vol.426 古酒
渋谷毅と渋谷オーケストラのメンバーとの親密な対話を記録するシリーズの第三弾「Blue Blackの階段」が完成しました。どこか縁の下の力持ちって感じの二人。地味で渋いです、音楽も服装も。外見などどうでもよくて、流行に左右されなくて、素のまま。そんな似た者二人が作ったアルバム。二人の年輪を感じさせる古酒のような味わいです。
僭越ながら、ライナー・ノーツを私、村上が書かせていただきました。
完成記念ライヴ初日です。お誘いあわせてご来場
ください。
松風鉱一sax×渋谷毅p
渋谷毅デュオ・シリーズ「Blue Blackの階段」完成記念ライヴ。
7月25日(土)vol.427 S.P.
一時は消滅の危機に瀕した世界にも稀な2ベース・バンド。最早、当店だけのスペシャル・プロジェクトな観もありますが、持続させます当店で。
今回参加の土井君は注目の若手リード奏者。アルトやフルートも吹きますが、メイン楽器はモダン以降では珍しいクラリネット。さながら日本のドン・バイロンと云ったところでしょうか。
早川岳晴b×土井徳浩cl×是安則克b
アコースティック・ベース2台、間にクラリネット。渋い!
|
7月17日(金)vol.424 剣捌き
当店出演頻度急上昇中のスガダイロー。個性派との組み合わせを考え、実現させるのも最近の私の楽しみの一つである。木枯紋次郎や坂本龍馬に憧れるダイローですが、今回のお相手の外山氏もその二人に劣らぬ剣=スティックの達人。いかなるダイローのピアノさばきが聴けるのか、楽しみであります。
スガダイローp×外山明ds
共演歴の有無は不明ですが、面白いこととなるのは明白です。
7月18日(土)vol.425 裾野
市野氏は2度目の登場ですが、自己のバンドとしては初となります。昨年末に発売されたこのバンドの第一弾「タイム・フロウズ」のサウンドは、まるでタルコフスキーの映像の様に神秘的で奥深い。いつECMからお声がかかっても不思議ではないでしょう。日本ジャズの裾野が広がっているのが体感できます。
市野元彦g4=土井徳浩cl,是安則克b, 外山明ds
期待の若手ギター奏者のニュー・バンド、当店初登場!
|
「山下洋輔トリオ、嵐の時代」7月11日(土)PM7時〜
突然ですが。
7月19日に開催される「結成40周年記念!山下洋輔トリオ復活祭」が目前に迫っています。今年67歳になる山下さんが、どこまでピアノを弾き倒せるかが最大の関心事であります。そこで今回は山下洋輔トリオの予習と復習を兼ねて「山下洋輔トリオ、嵐の時代」とタイトルし、1969年のデビュー作「ダンシング古事記」から、1983年最後の作品「山下洋輔トリオ+1イン・ヨーロッパ」迄を駆け足で聴くことにしました。
トリオ物を中心におかけする予定ですが、私の体力も考慮して間に山下洋輔の参加した浅川マキや古澤良治郎の作品も挟むつもりです。
興味のある方はご参加ください。
|
7月10日(金)vol.423 結成20周年、初登場!
笹子重治(ささごしげはる)1958年、神戸市生まれ。ショーロクラブのリーダー。ブラジリアン・スタイルのギタリストとして、パウリーニョ・ダ・ヴィオーラやナラ・レオン等多くの来日ブラジル人アーティストとセッションを重ねた後、 86〜87年にかけてブラジルで活動。
帰国後ショーロクラブを結成し、ビデオアーツ、キングレコード、ソニーミュージック、オーマガトキ、ファンハウス (BMG) から90年以降22枚のCDをリリースする一方、中南米6カ国でのコンサート、大河ドラマ「花の乱」エンディングテーマをはじめとするNHKや民放番組の 音楽担当等の活動を行う。
今年に入ってから制作を続けていた、4年ぶり9作目の作品集(アルバムとしては通算22枚目)「Trilogoa」が、完成しました。発売は7月22日。
Choro Club=笹子重治g, 秋岡欧bandolim、沢田穰治b
結成20年を記念して4年ぶりに新作を発売するショーロクラブが初登場 !
|
7月6日(月)=s.d.1 スガダイローp独壇場
坂本龍馬フリークを自認するダイローが、急遽独壇場に参戦します!
|
7月3日(金)vol.421 迷惑な話
すでにTDANBOというバンド名は定着しているらしい。それが証拠に他店でもこの名を名乗っている。そもそもの由来は、3人の姓に田んぼがあったからタンボにしよう私が提案したのだ。暫くして、Dを加えて可愛らしくダンボと無理やり読ますと再提案。アケミちゃんはともかく、二人の男にはなんとも迷惑な話である。
TDANBO=太田朱美fl×石田幹雄p×池田芳夫b
あけみコネクションから誕生しました。その名はタンボ、ではなくダンボ!
7月4日(土)vol.422 推移
5月にアケタの店で模様された森山威男と小太刀のばら、宮野裕司、是安則克 のセッションはどんなもんだったんだろう。組み合わせを考えたのはアケタ氏なのだろうか。ピアノ・トリオに管が加わった普通の編成だから、普通に演奏は推移しただろうと、勝手に推測しているのだが。久しぶりのコンクは普通に推移しません。何しろネジレの加藤氏がいますから。
「コンクって解散したと思っていたよ」加藤氏の弁です。それくらい貴重なライヴです。
小太刀のばらp&コンクレトゥス=×宮野裕司as×加藤崇之g
ベースとドラムのいない変則トリオ。異種格闘&協調。
|
6月26日(金)vol.419 継承
サックスを加えたカルテット編成が暫く続いた久保島氏。今回は、力がより発揮されるトリオでの演奏です。20年前ならいざ知らず、「レフト・アローン」以外のマル・ウォルドロンを現在の若者のどれだけが理解しているのだろう。久保島氏は、マンフレッド・アイヒャーや山下洋輔が愛したマルの音楽を継承する貴重なピアニストです。
久保島直樹p3=是安則克b,つのだ健ds
今回はトリオ編成!
6月27日(土)vol.420 音語る
昨年10月以来のSO-KANAライヴです。1992年のバンド結成以来数年に一度、当店開店からは年に一度の割合で集結するメンバー。驚くのは、4人が4人とも全然変わっていないこと。確かに白髪や皺は数を増し、目も耳もしょぼしょぼしているが、音楽観、スタイル、そして生き様が変化していない。俺にはこれしかない!とそれぞれの音が語っている。
片山広明ts& SO-KANA =加藤崇之g,望月英明b,古澤良治郎ds
他では観れないそーかなバンド。貴重です!
|
6月20日(土)PM7:00〜 恒例Promotion at Saturday nightのご案内
新譜を試聴する会。2009年、第2回。
4月から6月にかけて発売された新譜、再発物を聞きます。宣伝量の多さやネームバリューに影響されない、真に良質なアルバムを採り上げていきます。
D.J.はディスク・ユニオン渋谷ジャズ&レアグルーヴ館の後藤氏です。
|
6月19日(金)vol.418 注意!
「この店はJazzの店じゃないのか?」1月のレコ発記念、「梅津和時Plays演歌」の時に2部からご入場になった管理職風な御仁の発言でした。予想はしていましたが、絵にかいたような展開に少し驚きました。そんな人がまた酔っ払ってくるかもしれないので、注意しておきます。
当店はJazz And Beyond Category Music Dining Barです。ショップ・カードにもちゃんと書いています。宜しくお願い致します。
梅津和時sax
Plays演歌&モア。1月の感動を再現
|
6月15日(月)アケミ・コネクション=a.c.2
太田朱美fl×清水昭好b,×中牟礼貞則g
|
6月12日(金)vol.416 玉手箱
アミューズ所属のアイドル系タレントに「清水くるみ」って人がいるのですね。検索していて知りました。それはさておき、こちらのくるみさん。当店では、松風鉱一&小森慶子5のピアニストとして知られておりますが、実は相当なお方なのです。
レッド・ツェッペリンの楽曲のみ演奏するZEK3、ZEK4、ZEKオーケストラを統率。当然そのスタイルは夫、渋谷毅とは正反対の突撃スタイル。そして、率いるもう一つバンドがこちら。ビ・バップからウエザーまで、何が飛び出すか分からない玉手箱のようなバンド。
清水くるみp4=津上研太as,工藤精b,力武誠ds
くるみ率いる自信のカルテット、当店初登場。
6月13日(土)vol.417 ハッピー
毎回、新たな血を注ぎ込み違った景色を聞かせてくれる土濃塚バンド。今回初登場の北村氏は、アカペラ・グループ「トライトーン」の元メンバーで、おそらくジャズ・ヴォイス・パーカッションの開拓者にして第一人者でしょう。
北海道が輩出する若手ピアニストの一角、柴田君とのトリオは、ハッピーなサウンドになると思うのですが。どうでしょう?
土濃塚隆一郎tp3=柴田敏弥p,北村嘉一郎voice per
ヴォイス・パーカッションが参加した特異な編成。
|
6月5日(金)vol.414 明白
前回のダイローの加わった渋さ4は、予想を大きく上回る大興奮のライヴだった。これは当店でレギュラー化するしかないと考えたわけだ。そして今回はゲストにフリーサックスの巨人、広瀬淳二氏にも参戦してもらう事になった。す、凄すぎることになるのは明白である。
渋さ4〜5=不破大輔b,立花秀輝as,スガダイローp,磯部潤ds&広瀬淳二ts
エンターテイメント・ジャズの最高峰!渋さの新たな展開。
6月6日(土)vol.415 我が道
「時代を牽引した重鎮による、深い余韻が愛しいジャズ」そんな風に表現したいのだが、現在進行形の二人には似つかわしくないのかもしれない。成熟を突き破って、「我が道を」だと思う。
渋谷毅p×峰厚介ts
渋谷オーケストラを牽引する二人の成熟デュオ!
|
6月1日(月)i.m.12=9時30分〜1ステージのみ=mc1000円
石田幹雄p、独壇場!
偶数月第1月曜は幹雄night。今回はゴスペル特集。
|
5月29日(金)vol.412 ワカンナイ?
ライヴ案内の告知を見た常連さんが「意味ワカンナイ?説明になってないよ!」と。そうでしょうか?私としては体力バンドであることを強調したつもりなのですが。ブルース〜ロック〜ジャズ〜ポーダーレス・ミュージック。あらゆるカテゴリーを越境するトリオ。初登場です。
サドルレス=酒井泰三g,吉崎守b,湊雅史ds
サドルの無い自転車って相当運動になるでしょうね。
5月30日(土)vol.413 復活!
富樫雅彦や大友良英、渋さ知らズの初期メンバーでもあった広瀬氏が、昨年あたりから演奏会場に復帰しているという話は聞いていた。それまでの4年間ほどは引退状態で、自宅に電話をしても連絡さえ取れなかった。
それが、こうして季刊Yoshigakiに招くことが出来て、私は幸せである。
季刊Yoshigaki 09春 芳垣安洋ds×広瀬淳二ts
暫く鳴りをひそめていた広瀬氏が復活しています!大好きなテナーです。
|
5月23日(土)vol.411 もしかすると
次々と新しいプロジェクトを発足させる朱美ちゃん。どこで真由子と遭遇したのか知らないが、彼女も朱美に引けを取らない凄いヤツらしいのだ。
バンドのネーミング「こめ」に少し感動した。私たち数人の仲間が提唱した中央線ジャズの根源は、やはりコメだった。「パンではなく米を食っている人間のジャズ」Rice power jazz。もしかすると、アケミと私は同じコンセプトでジャズを考えているのだろうか。
こめ=太田朱美fl,片倉真由子p,水谷浩章b
アケミちゃんの新しいバンド。注目のピアニスト真由子が参加。
|
5月18日(月)k.k.2=PM 9:30〜1ステージのみ=mc1000円
小森慶子sax、独壇場!+
小森さんの2度目。ゲスト=山口コーイチp
|
5月15日(金)vol.409 目が
リーダーの平井君はギターの腕前だけでなく音楽知識や文章力もたいしたもので、今度発売されるダグ・レイニーのライナーをまかされたみたいです。ウォーン・マーシュと並び称されるテッド・ブラウンの10月公演では共演も果たすようだし。平井、並びに平井バンドには目が離せない。http://hiraiguitar.cocolog-nifty.com/blog/
平井庸一g5=増田ひろみas,都築猛p,蛯子健太郎b,井谷享志ds
昨年発売されたアルバムも大好評。間もなくセカンドの制作に入ります。
5月16日(土)vol.410 布陣
いつもの4人編成から今回は3人編成。サッカー好きの渡辺が考えた布陣です。清志郎のバックバンド、ニュー・ブルーデイ・ホーンズの渡辺のトランペットが悲しみのりこえて炸裂します。
ピカイア・パンデイロ・スペシャル3=渡辺隆雄tp,中西文彦g,小澤敏也per
ブラジル音楽の核心を突くサウンド!今宵は攻撃型布陣のトリオで!
|
5月9日(土) 19時〜
”ジャズバーで米国ルーツ寄り音楽を聴く夕べ”
ジャズとカントリーの相思相愛=イカシタ関係のアルバム特集
ノラ・ジョーンズ、昨年のチャーリー・ヘイデン・・・
でも、もっと素敵なアルバムが実はあるのです。 DJはfeelieこと多胡氏。
feelieさんのブログよわい雑記
|
5月8日(金)vol.408 怒涛
怒涛の松風であります。渋オケ、エッセンシャル・エリントン、松風鉱一カルテット、そしてこの松風&小森クインテット。まだまだあるのだが、とにかく還暦を過ぎた松風のここ数年の活発な活動には目を見張るものがある。大器晩成の標本のような人だと思う。そして遅れてきた小森慶子。師匠との息詰まるサックスバトルは必見です。
松風鉱一sax&小森慶子sax5=清水くるみp,吉野弘志b,藤井信雄ds
師弟コンビ双頭バンド、拡大してクインテット編成に。
|
5月4日(月)o.a.13=9時30分〜1ステージのみ=mc1000円
太田朱美fl、独壇場!+
奇数月第1月曜は朱美night。ゲスト=スガダイローp
|
5月1日(金)vol.406 初
弦の三重奏でもないし、一人を除いて大して厳しいわけでもないのに、厳格三重奏なるネーミングは何なのだろう?ライヴを聞いてその謎に迫りたいと思います。実は私も初ライヴ体験なのです。
厳格三重奏=加藤崇之g×不破大輔b×大沼志朗ds
当店初登場。加藤を間に元フェダインの二人!
5月2日(土)vol.407 体験
福島君はよく知っています。古澤さんの、ボーヤと云うかマネージャーみたいに付き添っていますよね。実は有望株のドラマーだってことも、色んな情報から知っていました。早川君と、二人は林栄一トリオのメンバーでもあるんだよね。幹雄とのトリオも初体験。ワクワクしている。
石田幹雄p3=早川徹b,福島紀明ds
良治郎バンドの二人が石田を挑発する!
|
4月24日(金)vol.404 気になる人々
久しぶり。今年初です。皆さん忙しい人ばかりなもので。外山さんのアフリカの旅は有意義だったのでしょうか?水谷さんの手は回復しているのでしょうか?・・・色々気になる人たちの、気になるライヴ!
松風鉱一sax4=加藤崇之g,水谷浩章b,外山明ds
マルチリード奏者率いる異能集団!
4月25日(土)vol.405 猫と階段
中島さんはテナーの佐藤帆さんの奥さんですが、二人は渋さ知らズで知り合ったのでしょうか?そんなこと関係ないことですが、少し興味がわきます。
下のコメントが分かる人は、二人の事情に詳しい方でしょう。それぞれ、猫と階段で手や腕に重症を負った二人なのです。共通項はそれだけですが、きっと面白いデュオになると思い企画しました。
林栄一as×中島さち子p
ジャズの生死を彷徨った二人、指に傷もつ身でございます!
|
4月17日(金)vol.402 夢見る
「いやー、最近の増田さんは一皮むけて凄いことになっている」と思ったのは私の単なる認識不足だったのかも知れないが、もしそうだったら申し訳ないことをした。そんな感想を抱いた人がもう一人いたらしく、彼は増田さんのデビュー作を制作するらしい。
コンセプトを同じくする中牟礼氏との初共演は増田さんの夢でもあったわけで、それは夢見るような演奏となることでしょう。
増田ひろみas×中牟礼貞則g
増田さんの憧れの人、中牟礼さんとのデュオです!
4月18日(土)vol.403 謎々
ホット対クールとでも言いましょうか。パーカーにはホットなガレスピーよりクールなマイルスの方が相性が合うなんて通説もあるし。そんな二人に、馬力のベースと謎のドラマー(彼は和人です)が絡むこのバンドのサウンドは、私には計り知れません。
謎は謎を呼び、覗きたくなるでしょ?
片山広明ts×宮野裕司as×上村勝正b×ジェシー・モミーds
リズム&ブルース、はたまた昭和歌謡バンドなのか?謎である!
|
4月11日(土)新譜を試聴する会。今年1回目です。7時半頃から開始します。
1月から3月に発売された新譜を聴きます。大型レコード店の試聴器に入っているようなものは極力廃し、ネームヴァリュー等に毒されない真に良質な盤を紹介する集まりです。皆さんもこれはと思うものがあれば御持参ください。
D.J.はディスク・ユニオン渋谷ジャズ&レアグルーヴ館の後藤氏です。
|
4月10日(金)vol.401 初お披露目!
ハウス・バンドとはちょっと違うが、少なくとも当店ではレギュラー化したいバンドが誕生した。全員20代後半から30代中ごろの伸び盛りの若手。繊細さとパワフルさを併せ持つ大好きな連中ばかりに集まってもらいました。何れはこの面子でレコーディングをなんて、今から想い描いているわけです。
太田朱美fl4=石田幹雄p,安東昇b,力武誠ds
初お披露目。当店が大プッシュする期待のカルテットです!
|
4月6日(月)i.m.11
石田幹雄p、独壇場!
偶数月第1月曜は幹雄night。巨大な振幅の波があなたを襲う!
この日は、完売のため幻となったファースト・リーダー作「張碓」をほぼ完奏します。
|
4月4日(土)vol.400 渋い!
早川氏が私のリクエストで、当店でエレべを弾かなくなって大分経つ。彼の場合、どちらかと言うとメイン楽器はエレベだと思うのだが、そちらの路線は他店で機会が多くあるみたいだし。とにかく私は彼のウッドに大きな魅力を感じているわけだ。ウッド・ベースの魅力が倍増する2ベース編成ならなおさらだ。この編成 世界に類をみないほどユニークだと思う。
早川岳晴b×小森慶子cl×是安則克b
アコースティック・ベース2台、間にクラリネット。渋い!
|
3月27日(金)vol.399 縮図
Phonoliteの最小編成ユニット。20歳代、40歳代、70歳代。まるで戦後日本ジャズの縮図のようなバンドです。渋い中牟礼さんを囲む二人の後輩の、尊敬と愛情の笑顔が素敵です。
話は変わりますが、水谷さんのブログで、行方不明だった市川「りぶる」の須田さんの遺体が、品川埠頭で車と共に発見されたことを知った。ご冥福をお祈りします。
水谷浩章b Phonolite3=中牟礼貞則g,太田朱美fl
品格と力強さを兼ね備えたトリオです。
|
3月20日(金)vol.397 クール現象
お待たせしました。当店限定のレギュラー・バンド久々の登場です。昨年は平井庸一グループのCD発売とか、高柳昌行の貴重な音源発掘とか、ちょっとしたレニー・トリスターノ=クール・ジャズのブーム(?)でした。そんな中にあって、この宮野&中牟礼バンドももっと評価すべきクール現象の一つだと思うのは私だけでしょうか。貴重なライヴだと思います。
宮野裕司as4=中牟礼貞則g,吉野弘志b,池長一美ds
青い炎!静謐のカルテット!
3月21日(土)vol.398 北海DNA
当店と北海道、実は相当深い関係にあるそうだ。北海道には中央線ジャズのコアなファンが少なく見積もっても500人くらいはいるそうで、札幌の大学ジャズ研のアイドルは林栄一であり板橋文夫であるそうな。先日渡来したカニさんの奥さんから聞いた話しだ。嬉しいじゃないですか。
共に道産子ではないが北海道に学び、北海道がDNAの一部を形成しているとしか思えないこの二人のDUO。期待大です。
石田幹雄p×渡辺隆雄tp
共に大志を抱いて北上した後輩と先輩、幹雄と隆雄。
|
3月13日(金)vol.395 吉田隆一2days其の1
昨年ダウトミュージックから発売されたデビューアルバムが巷で評判のバンドBlacksheepが当店に初登場する。渋さ知らズや板橋文夫オーケストラの仲間で結成されたそのサウンドは、現代音楽やミニマルミュージックやワールドミュージックがジャズと絡み合うと言った風情で、とても一筋縄ではいかない倒錯の世界。普通でない音楽を求めている人にお勧めだ。
吉田隆一bs,2days=blacksheep=後藤篤tb,スガダイローp
バリトン、トロンボーン、ピアノから成る変則&変態トリオ!
3月14日(土)vol.396 吉田隆一2days其の2
1月に階段から転んで右手を骨折。長期入院を経てやっと復帰した中島さち子さんのトリオに吉田が絡む。彼女も当店初登場の剛腕ピアニスト。しかし彼女のブログを読むと、療養中に何か悟りを開き発見するものがあったようだ。スタイルも必然的に変化しているものと思われる。バリトンはピアノレスの編成が多くて、ピアノ・トリオとの共演って意外に珍しいんだよ。
吉田隆一bs,2days=+中島さち子p3,生沼邦夫b,つのだ健ds
渋さ知らズが輩出するピアニスト、中島トリオとの共演。
|
3月6日(金)vol.393 牙城
共にバークリー帰りの俊英。決してバークリーを卒業することがプラス志向ばかりとは思っていないが、市野も参加した橋爪のアルバム「AS WE BREATHE」を聞いたとき、これはバークリー卒業生だと納得させるものがあった。ウォーン・マーシュの音色でウエイン・ショーターとヤン・ガルバレイクの理論を構築する。クールで近未来的で牧歌的。
菊地成孔の牙城を脅かすのは彼だと思う。
橋爪亮督ts×市野元彦g
研ぎ澄まされたサウンドのタペストリー!
3月7日(土)vol.394 異色!?
すっかり当店でのレギュラー・ポジション獲得の土濃塚隆一郎。色別でいくと、当店では異色と言うことになりますが、私はこんな70年代的なサウンドも大好きなもので。毎回メンバーが変わりますが、それも楽しみの一つ。今回初登場の柴田君は村上ポンタ氏が気に入った若手で、ニュー・ポンタ・ボックスのピアニストでもあります。
石田幹雄より年下の彼のプレイにも注目です。
土濃塚隆一郎tp3=柴田敏弥p,河上修b
若手〜中堅〜大ベテラン。ピアノの柴田君は北海道出身の25歳。
|
3月2日(月)o.a.12
太田朱美fl、独壇場!
奇数月第1月曜は朱美night。
|
2月27日(金)vol.391 激情
板橋文夫の「游」をオーマガトキで制作したのは1995年だった。板橋46歳、私も(林栄一も)45歳。まだまだ血気盛んな年齢だった。それから5年ほどして私は新星堂を退職し、
no trunksをオープンさせる。狭いエレベーターやその他の理由からピアノを置かぬままスタートした当店だが、2007年3月には小さいながらもピアノを購入。
そして2年。今年還暦を迎える板橋文夫が遂に当店に登場する。
あれから14年。今も円熟とは無縁のサウンドが貴方のハートを直撃する。
板橋文夫p×林栄一as
遂に板橋節が当店に炸裂します!
2月28日(土)vol.392 訥弁
なんたる偶然だろう、板橋の国立音大での後輩に当たる久保島が翌日登場する。激情派の板橋に対し淡々とした久保島。朴訥な語り口が彼の魅力なのです。
昨年11月に続いて同じメンバーでの出演。レギュラー・バンドと見ていいでしょう。
久保島直樹p4=旧橋荘ts,立花泰彦b,野村綾乃ds
マルを敬愛する個性的な作曲家兼ピアニスト。
|
2月20日(金)vol.389 剣豪と酒豪
峰さん、久しぶりです。前回はたしか渋谷さんとのデュオでしたよね。淡々とした味わいのデュオでした。清水絵理子さんは当店初登場。峰厚介、竹内直、山口真文、等々凄腕のテナー奏者に認められているところをみると、相当の使い手とみていいでしょう。
聞くところによると酒豪でもあるそうな。色んな意味で楽しみであります。
峰厚介ts×清水絵理子p
清水さんは現在の峰厚介カルテットのピアニストです。
2月21日(土)vol.390 カニの謎
横に歩くからカニなのか、泡を吹くからカニなのか、エラが張ってて目が小さいのでカニなのか。・・・謎である。その秋田氏が北海道から当店に初上陸する。北海道時代の愛弟子、石田幹雄と、大先輩、古澤良治郎とのトリオでだ。
彼は、亡き川端民生のただ一人の免許皆伝弟子でもあるらしい。洩れ伝わる情報では古澤の名曲「エミ」も演奏されるらしい。
石田幹雄p×秋田カニ祐二b×古澤良治郎ds
札幌からカニさんを迎えて!
|
2月16日(月)a.c.1
太田朱美flx石田幹雄px池田芳夫b
偶数月の第3月曜日9時半〜1ステージのみ。
朱美を橋渡しに 若者とベテランの競演を実現させる企画がスタートします。
|
2月14日(土)vol.388 自己との対話
2006年の11月にスタートした季刊芳垣も今回で10回目。いつもは誰か相手を決めてのデュオ或いはトリオでお送りしました。節目の今回は、芳垣氏の希望もあり、初のソロ演奏となります。対峙する音楽ではなく、自己の内面を探求する音楽です。
いつもと違った芳垣の世界をお楽しみください。
季刊Yoshigaki 09冬 芳垣安洋ds
今回はソロで多彩な芳垣ワールドをお聞かせします。
|
2月6日(金)vol.386 翻弄
若手?だよな。それにしては老成している。と思うほどトリスターノの本質に迫るバンドである。昨年、大袈裟に言えば勉強不足の日本ジャズ界を翻弄したバンドである。オタクと本質を併せ持ったバンド
平井庸一g5=増田ひろみas,橋爪亮督ts,都築猛p,蛯子健太郎b
昨年発売されたアルバムも大好評。今回は異彩を放つ都築氏参加!
2月7日(土)vol.387 変更
すみません。連絡不足でメンバー変更です。不破さんとは連絡を密にとらないとまずいです。でもダイローの加わったチビ〜ズは初で、楽しみにしてはいるのだが。
渋さチビ〜ズ=不破大輔b,立花秀輝as,スガダイローp,磯部潤ds
エンターテイメント・ジャズの最高峰!メンバー変更になりました。
|
2月2日(月)i.m.10石田幹雄p、独壇場!
偶数月第1月曜は幹雄night。巨大な振幅の波があなたを襲う!
|
1月30日(金)vol.385 誇りに思う
いつかこんなアルバムを作るのではと思っていた。梅津さんの作る曲、例えば私の大好きな「西日の当たる部屋」とか「1970」を聞いていてそう思った。日本人の血の濃さを感じたし、演歌のコブシに似たものを感じた。スタンダードとはアメリカの古賀メロディや服部メロディだと思うのだが、演歌ってアフロアメリカンのブルースやワークソングなんじゃないだろうか?
当店でこのライヴができることを誇りに思っている。
梅津和時as,ss,cl,bcl,plays演歌!
待っていました!魂の、心の唱を。ジャズ界に一石を投じます。レコ発!
|
1月16日(金)vol.382 愛でる
渋谷オーケストラを支えるトロンボーンの重鎮松本が久し振りに始動させたバンド。当店二度目の出演です。何かとぼけた表情の曲を愛でるように演奏する三人であります。ほのぼのとした時間が流れるのであります。
松本治tb3=太田朱美fl,水谷浩章b
松本ニュートリオ!
1月17日(土)vol.383 久し振りの東京上陸
山下洋輔を驚かせた豪腕ベース奏者国仲も、今は故郷沖縄で静かに暮らしている。数年に一度の割合で東京に姿を現すのだが、その時の共演者は林栄一であることが多い。確か5年前の当店初来演の時も二人の共演だった。
そして、さがが加わる。いったいどうなるのだろう。恐ろしくもあり、楽しくもある。
林栄一as×国仲勝男b,琵琶×さがゆきvo
沖縄から久し振りの国仲、当店初登場のさが。濃い!栄一どうする!
|
1月9日(金)vol381 必見!
1963年、「銀巴里セッション」、1966年、白木秀雄「加山雄三の世界」〜1968年、「日野&菊地クインテット」、1974年、山本剛「ミスティ」。
目を見張る傑作の数々。オリジナリティを確立した日本ジャズの歴史そのものであり、世界に誇る音源である。
それらのアルバムに参加した巨人達が今宵集う。
これを必見と言わずにはいられまい!
Gentle3=稲葉国光b,中牟礼貞則g,小原哲次郎ds
幻の国分寺「アレキサンダー」が育んだ名トリオ復活!レコ発ライヴ!
|
|