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■2004 LIVE DATA

出演者

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ライヴについて byウカタン

生命体ジャズ

2004年のライヴは、忌野清志郎のツアーで全国を駆け巡っている梅津和時とキキバンドの僚友鬼怒無月のデュオでスタートする。共にジャズと言う狭い枠を飛び出し貪欲に音楽を交配させる輩。形としてのジャズでなく生命体としてのジャズを追求する二人。昨年の5月以来の貴重なギグです。是非ご鑑賞あれ。

今週は連続ライヴ

1月23日(金)は先頃「ジャンゴ・スウイング」なるアルバムを発表したばかりのキヨシ小林のスウイング・ナイトです。彼はジャンゴ・ラインハルトを始祖とするヨーロピアン・スウイング・ギターの国内第一人者です。昨年公開された映画「僕のスウイング」に魅了された貴方に推薦します。

1月24日(土)林栄一2004年初登板です。相手は巨匠、池田芳夫。全盛期の日野皓正や渡辺貞夫を支えた豪腕ベース奏者だ。二人は、ピアニスト高瀬アキが最も愛するアルトとベースだと言う共通項もある。きっと深い余韻の残るライヴとなる事でしょう。

サックス・マスター

2度目の登場となる竹内直、前回に引き続きソロ・サックスの世界を披露します。先頃発売されたばかりの傑作無伴奏ソロ作品「SOLO」のライナーは僭越ながら私が書かせてもらいました。そこから少し引用させていただきます。「そんな中、もう10年近く続く無伴奏ソロの演奏活動。エネルギーの消費は激しい孤独な作業だと思う。そしてその作業は真のサックス・マスターこそが探求できる誠実な作業でもある。ピーターソンが作曲した「自由への賛歌」の深い余韻に浸りながら、そう思った。」

ジャズは爆発だ!

ノートランクスの名物ダシモノとして定着した渋さ知らズのミニモニ編成、ミニちびズ。片山広明と泉邦宏の丁々発止のサックス・バトルを中心に不破大輔のベースが唸りを上げる。小編成ならでは小回りの良さが身上。

フリューゲルホーン型ドゥカテイ・モンスター!

こんな狭いジャズの世界にも派閥らしきものが存在する。出演する場所であったり、発売するレーベルであったり。新宿ピットインや西荻アケタの店に出る人出ない人、だけでも大きく分けられる。そんな派閥どこ吹く風なのが土濃塚隆一郎だ。ストリートから飛び出した野生児としての逞しさがある。粗野で強靭な魅力が益々スケールアップされて。土濃塚ジャズが確立されつつある。

探求の旅

ヴォイスのさがゆきとのユニット「シナプス」のデビュー作が先頃TBMから発売されたばかり。スタンダードからフリーまで、あらゆる様式に対応するスーパー・ギタリスト加藤崇之が特に心血を注ぐトリオの登場です。高柳昌行を支え続けた井野と山崎を配す強力の布陣は、高柳の志を継ぐものです。

面白いの請け合います!?

まもなく新作が発売される早川岳晴率いるHAYAKAWA。是非当店でもライヴをと思うのだが、ドラムが2台にギターも2人それに早川岳晴。どうせアンプもデカイだろうからムリ無理。だから当店ではセッション形式となる。相手に選んだ渡辺隆雄、何処かで見た顔では?そう、キョウシロウのバックで梅津&片山と共に演奏しているラッパ吹きなのだ。彼の率いる強力なバンド、ミッシング・リンクに早川が参加している。そしてHAYAKAWAのドラマー植村昌弘。これは面白の請合います。

サイケ!

今年初の松風鉱一カルテットである。当店では確か4度目くらいの出演だと思うのだが回を重ねるごとにバンドの人気は高まっている。私がジャズにのめり込んだ17歳の頃、最もイカシタ・バンドがチャールス・ロイド・カルテットだった。キース、マクビー、デョネットを擁したサイケなバンドのサウンドは最高だった。そして、松風バンドは今一番サイケだ。観ないと損するよ。

法悦の世界

石渡明広率いるマル・ハウスのメンバーでもある2人。世界屈指のアルト奏者林栄一に対し本邦ドラマー若手三羽烏の一角外山明。地球音楽を一周した者しか表現できないジャズの香しきエロチシズム、野性味、そして不良性。大向こうを唸らせる、これぞ本物。

光っている。

何故彼が無名のままなのか。何故この国ではエヴァンス流の耽美ピアニストばかりが受けるのか?そして、女性とイケ面のジャズマンばかりが何故?ジャズもアイドルと変わらないのか?決してフリーな硬派ではないけれど、彼は光っている。

リストラ世代・・・

昨年の9月以来半年ぶりのSO-KANA band再登場。12年前に制作された片山広明のサード・アルバム「そーかな」。制作した私が言うのも手前味噌でなんだが、大傑作である。録音当時3人は油の乗り切った40台、今やリストラ世代の50台。されど益々パワー・アップのオヤジ集団。前回のライヴが超強力だっただけに今回も期待は大きい。お誘いあわせてご来場ください。

ミュージック・マガジン派!?

日本のジャズを振り返ると、決して無視できない大きな流れ。それをミュージック・マガジン派とでも呼びましょうか。現在50代の生活向上委員会や山下洋輔の一派。ティポグラフィカの流れを継承する40前後の世代。そして当店に出演する多くのミュージシャンの中で一番若い世代、30代前半の江藤良人の周辺と云う事になる。我が国ではジャズの本流になりえないかも知れないが、ジャズの本質は一番ついている大きな流れ。是非あなたの耳でこのバンドを確かめに来てください。

ニューオリンズ・ファンク

まるでニューオリンズの奥地を旅するような深い響き。ジム・ジャームッシュのモノクロ映像のように懐かしくて新しい。ハモンド・オルガン、ファンキー・サックス、そして本物のセカンドライン・ビート。今夜はニューオリンズでキメテヤル。

ワイン・スウイング!

1月の出演以、来再演の要望が多かったキヨシ小林のライヴです。彼は自他共に認めるジャンゴ・ラインハルト系のジプシー・スウイング・ギターリストで、我が国No.1の実力者です。アメリカで生まれたジャズですが、欧州の南や東の土壌が芳醇なワインのようなジャズを育てました。ちょっと猥雑な色気が、赤い血潮をたぎらせます。ワイン・スウイング聴きに来ませんか?

微妙なズレ

全国のクラブ・クワトロを駆け巡り帰京したばかりの渋さ知らズ。ミニモニ編成の渋さミニちびズの登場は2月以来。前回は連絡不行き届きで泉君は欠席でしたが、初登場の北陽一郎tpが一味違ったミニちびズを聞かせてくれました。これに味をしめ、これからも不破大輔と片山広明の両巨頭は固定させて、他のメンバーを少しずつ変えつつ、二人との微妙なズレを楽しみたいと思います。今回、ドラムの岡村太は初登場です。

リスペクト

当店ではレギュラー化した土濃塚隆一郎バンドの登場です。私の師匠筋に当たる寺島靖国氏も彼を大絶賛しています。現に「メグ」でも土濃塚の出演はレギュラー化している。氏と私は「メグ」開店時に共に働いていたという以外には音楽の趣味も、服装のセンスもまるで真反対の人間。今でも私が師匠だったのではと思っているくらいだ。その硬軟2人からリスペクトされる土濃塚隆一郎は本物ではないだろうか。

劈頭ブチカマシ

連休明け、怒涛のデュオ4連発。劈頭をブチカマスはパワフル・テナーの雄、竹内直と独特のファンク・ビートが独壇場、古澤良治郎のデュオ。フリーの嵐、グルーヴの大波、それとも・・・。解りません、予知不能です。謎解きに来ませんか?

真剣勝負

ヴィンセント・アトミックス、エマージェンシーのリーダーとして、グラマラス・レコードの主宰者として、そして勿論ドラマーとして。八面六臂の大活躍の芳垣安洋、2度目の登場です。その彼が最も敬愛する林栄一との共演は決して聞き逃せません。掛け値なしの真剣勝負です。

あれから15年以上・・・

共に当店初登場のこの2人、実はアケタの店と縁が深い。米木康志は明田川荘之のトリオがプロ・デビューであるし、池田篤は明田川荘之率いるアケタ西荻&センチメンタル・オーケストラのメンバーでもあった。明田川と武田和命の共演作「I didn’t know about you」やオーケストラの「エアジン・ラプソディー」にその記録が残されている。池田氏にはオーケストラのメンバーとして東京ニュー・ジャズ・フェスティヴァルに出演してもらった事もある。あれから15年以上の時が経つ。現在の2人の音、私は是非聴いてみたい。

驚異のギタリスト

鬼怒無月にジャンルの壁は存在しない。カルメン・マキ、小松亮太、coba、ヤドランカ、kiki、coilとあらゆるスタイルの音楽に柔軟に適応する。そればかりか、あらゆるスタイルの第一人者に登りつめている。驚異のギタリスト。

ジャズ魂に・・・

早川岳晴は本気になっている。セッションではなく、TRIOとこのバンドを名乗り始めた。それが証拠に他のライヴ・ハウスにもこの3人で出演しはじめている。早川岳晴はこの3人で自らの考えるジャズを追求していく気になった。私はそう推測する。前回のノートランクスでの3人の初顔合わせライヴが早川岳晴のジャズ魂に火をつけたに違いない。その事を確かめに来ませんか?

感無量

大西順子(懐かしい名前)が企画したようなCD3枚組超大作「パンドラ」。劈頭とラストの大役を岡淳の作曲した「パパイアの味」が仰せつかった。江藤良人も参加したその岡淳カルテットの演奏はとてもソウルフルで大好きだった。二人の名前がその曲で私の脳裏に刻み込まれる。あれから6年余、大西順子はジャズ界を去ったけれど、こうして二人のデュオが聞けるなんて。感無量です。

コメント不要

当店名物ライヴの一つ「ミニちびズ」です。フリー&ブロウ派テナーの第一人者片山広明とドルフィー系いななき&コミック派アルト?の第一人者泉邦宏。この二人のサックス・バトルを中心に、底辺を支える不破大輔の重厚なベースが唸りを上げる。と言うようなカタッ苦しいコメントは不要である。とにかくノリ乗りのノー天気なバンドなのだから。

ヴォーカル第一弾!

当店初のヴォーカルである。当たり障りの無い無難な歌手なら御免こうむりたい。アメリカ人の歌う演歌を聴きたくないように、日本人の歌う下手な英語のスタンダード・ジャズなど聞きたくない。怨念のパンク歌手三上寛こそが当店のヴォーカル第一弾に相応しいと思う。

敬愛と憧憬

開店2年7ヶ月にして待望の峰厚介登場です。日野皓正や菊地雅章と共に70年代80年代を牽引した峰厚介。それほどの大物にもかかわらず愛すべき人柄。あれから30余年、今も峰厚介はテナーの第一人者です。私の敬愛する林栄一と憧憬する峰厚介のデュオ。いまから心が躍ります。

真夏の夜のジャズ

毎日暑いですね。梅雨はどこへ行ってしまったのでしょうか?今週はこんな暑い季節にぴったりのサウンドをお届けします。ナベサダと共に日本のボサノヴァを牽引した中牟礼貞則と日本のポール・デスモンドを標榜する宮野裕司の双頭バンドです。真夏の夜のジャズをお楽しみください。

愉快な音楽感性

ジャズは勿論、ロック、ソウル、ヒップホップ、ワールドミュージック、歌謡曲・・・等々が混ざり合う、あるいは反発し合う。平均年齢30歳前後の若く奇抜な音楽感性が愉快だ。重量級でありながらも軽快なフットワーク。毎回楽しませてもらっています。より多くの人にこのバンドを楽しんでもらいたいな。

経理課?

久保島直樹は寡黙である。腰が低い人間である。酒を飲んでいる姿など見ると何処かの会社の経理課にお勤め?てな感じである。しかし、ひとたびキーボードの前に座ると様相は一変する。輝く瞳。躍動する指先。時に野性味すら感じさせる。当店は久保島を応援します。

前哨戦

それにしても今年の夏は異常に暑い。この暑さの中50半ばのオヤジ二人、翌日の31日はフジロックに行くそうな。それも、観客としてではなくキョウシロウのバックバンドのメンバーとして。熱中症には気をつけられたし。ともあれフジロックの前哨戦。楽しみであります。

ソフト変態

いつの間にか当店ではレギュラー化した早川岳晴トリオ。ピアノやギター抜きのトランペット・トリオって意外に珍しい編成だと思う。当初ウッド・ベースを多用した早川だが次第にエレキの比重が増しているように思われる。ユニークなそのサウンドの行方は早川のみぞ知る。

奇妙奇天烈

手前味噌で恐縮だが、新星堂在職時代に新星堂の子会社オーマガトキを通じて10数枚のジャズアルバムを制作させていただいた。林栄一や片山広明等の作品は今でも傑作だと自負している。そして今、そんな私にアルバム制作のチャンスをくれるなら真っ先に記録したいのがこのバンドだ。リーダー松風鉱一の作る味わい深い曲の数々。奇妙奇天烈なサイドメン達。ジャズが好きで良かったと心底思えるグループだと思う。

悪人面?

秋には新作も発売予定の土濃塚隆一郎。人材不足の管楽器奏者の中にあって抜群の存在感と手に汗握るスピード感は他の追従を許さない。ジャズがどこかに忘れてきた野性味と凶悪性。彼はそれらの復権を試みているように私には見える。善人面したジャズほど面白くないものはないのだ。

臭い最高!?

言葉はいらないと思う。解かる人にしか解からない。ジャズは血の音楽だ、と理解できる人にしか解からない。臭いデュオだと思う。だから最高だ。

WOW

ここに1998年に発売された「パンドラ」と言うCDがある。16人のミュージシャンが参加した3枚組の超大作。当時人気絶頂の大西順子の肝いりで制作されたもので、当時の日本ジャズ界が俯瞰できる内容だった。そこには、池田篤も米木康志も参加している。そして大西順子のデビュー作にして最高傑作、いや、私の愛聴盤ベスト3に入る超傑作「wow」。そのドラマーが原大力だ。この3人が集結する。楽しみだ!

下っ腹と貪欲

コルトレーン後期のフリー・スタイルから出発し、R & B色を下っ腹に色濃く湛える重量級テナーの第一人者片山広明。エルヴィンを崇拝しつつも、4ビート路線に留まることなく貪欲に音楽を追求する若手屈指のドラマー江藤良人。異色のデュオ・ライヴが実現する。お聴き逃がしのなきよう。

洋輔を驚かせた・・

6月にデビュー・アルバムを発売したばかりのフルート奏者ミーヤの登場です。洗足学園のジャズ課を今年卒業と聞くから22歳くらいなのだろうか?彫りの深い顔立ちから察するにハーフなのだろうか???謎だらけである。はっきりしているのは彼女の美貌と、水谷浩章や山下洋輔を驚かせたその音楽的才能だけだ。

後光ライヴ

前回のこの二人のライヴは凄かった。演奏前には酒を飲まない竹内直と演奏前から焼酎ガンガンの古澤良治郎。演奏の打ち合わせをするでもなく、言葉を二言三言。大丈夫かなと思っていた。それがソレガですよ、演奏が始まって驚いた。スリリングで、慈悲深く、野性的。二人から後光がさしていました。是非体験されたし。

怒れる・・・

1973年に録音された峰厚介4枚目のリーダー作「ダグリ」には、これが初録音となる望月英明が参加している。古澤良治郎もこの頃すでにプロデビューしていて、この当時3人は20代の新進気鋭の怒れる若者であった。そして30年の月日が流れる。各々二人の共演は多々あるが、はたして3人の共演は今まであったのだろうか?ありそうでなかった組み合わせだと思う。

懐深し

林栄一ほどミュージシャンから共演を熱望される人は他にあまりいないのではないだろうか。今年のライヴスケジュールを振り返っても、峰厚介、渋谷毅とのトリオ・ツアー、板橋文夫、池田芳夫、小山彰太それぞれとのデュオ・ツアー。自分のバンドや渋谷オーケストラ・・・書ききれません。それは林栄一の懐の深さの証でもある。そして外山明、ジャンルを越境する彼の懐も深い。

堪らない!

渋さ知らズの人気は衰えを知らない。既に人気絶頂の期間を3年以上持続している。当店が開店してあと1ヶ月ほどで丸3年を迎える。その間何度もそのピックアップ・バンドである「ミニちびズ」には出演していただいた。不破大輔と片山広明の両巨頭は不動のまま、メンバーの顔ぶれを少しずつ変化させてきた。メンバーが替われば音楽の表情も微妙に変化する。そこが堪らない、そこがスリリングだ。

五十嵐一生2days

今週は初の試み、連続ライヴです。最初は、来日するヴィクター・ジョーンズと五十嵐一生とのセッションとして企画されましたが、ヴィクターの来日が中止となり急遽組まれた夢のセッションです。五十嵐一生以外は当店初登場。連続でのご来場をお待ちしております。これを機会に企画物連続ライヴまたやります。

裏庭の三上寛

青森弁くらい意味不明の方言はない。年寄りが喋っているのを聞いたことがあるが、日本語とはとても信じられなかった。青森出身の三上寛がフォークとフリージャズの融合を目指して組んだバンドの名はkaguzz.。カグズとは家の裏とか裏庭と言う意味らしい。チャーリー・パーカーは暇さえあれば裏庭でアルトの練習ばかりしていたらしい。だからあれほどの神業を駆使できたのだ。パーカー好きの三上はそこからバンド名を決めたそうだ。3人の目論むサウンドの鍵が秘められている。

焼酎瓶

来るべき時が遂にやって来た。いよいよ、我がノートランクスも彼らの強暴な大音響に崩壊してしまうのだろうか?夏頃までトリオ編成だったCOILだが、気がつけばキーボードを増強して4人編成のバンドへと変貌している。焼酎の瓶は音量に何本耐えられるのだろうか?皆様恐る恐る確かめに来ませんか?

相思相愛

マシュマロの音色をもつ宮野裕司、比すべき邦人はいない。それ程の超個性である。ナベサダ(渡辺貞夫)と共に日本のヴォサノバを牽引して40余年、巨匠中牟礼貞則。相思相愛の二人にヴァーチュオーゾ・ベースの吉野弘志が絡む。聴かなくてもサウンドが思い浮かぶ。それ程のトリオである、と私は思う。

人の良い・・・

個性的だ。久保島の作る曲は。昨今ハヤリのビル・エヴァンスもどきの曲ではない。席巻する欧州のドビッシー風でもない。あくまで黒い訥弁である。が、時に観客にサービスをしすぎる。欧州人になってみたり、エヴァンスになってみたり。そこが人の良い久保島だといえば、そうだ!でも人の良い久保島ではなく、鬼気迫る個性的な久保島節を期待してしまうのは私だけだろうか。

東洋、西洋、アフリカの子孫

今回で4度目のライヴとなる早川岳晴率いる変則トリオ。彼のジャパニーズ・ファンク魂が渡辺の浮遊するラッパと融合し、東洋と西洋とアフリカの子孫たちがスパークする。植村のロックテイスト溢れるビートが波動する。

punch!

オレンジ・ペコーのバック・バンド等で同じ釜の飯を食う二人、2度目の当店への出演です。デュオ・アルバム「punch!」が発売されたばかりで、この日は発売記念ライヴとなります。岡淳の名曲「ビートDEステテコ」、「パンチパーマちりちり」もバッチリ収録されたそのCDは、一橋大学出身、岡の奇才変態ぶりが手に取るように解かる傑作である。噂によると、前回当店でのライヴ音源も収録されているらしい。二人の共演チャンスは意外に少なく、この機会を逃すと次はいつのことやら。お見逃しのなきよう!

保証印

すっかり定着した感のある当店での松風鉱一4。知名度の高い松風だがホームページを持っていないので、このバンドがどのくらいの頻度でライヴをおこなっているのか実際を知るすべがないが、横浜のエアジンに出演しているのを除くと他ではほとんどライヴの機会がないようだ。そうするとこの日は年に一桁しかない貴重なライヴの一夜と言う事になる。村上保証印ライヴです。

そうすよね

今年最後の、そしてイヴの、今週のライヴ。新星堂のオーマガトキから発売したオヤジ3人プラス3人のアルバム。遠い昔のことなので記憶は定かではないが、確かsousuyoneとかdegashowとか名のっていたような。いいバンド、いや凄いバンドだったような気がするな・・?!

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Prime Time