３ヶ月ぶりの更新だ。この夏の暑さには参った。電車に乗って飲みに行く気力は失せていた。で、少し灼熱の収まった８月の末に友人と東京は西のはずれ、大井町に行ってきました。私の住む国立市からだと、南武線谷保駅から川崎経由で１時間強で大井町に着く。

４時半に大井町到着。北口を出るとすぐ脇が至福の飲み屋路地である。４，５軒チェックしてきた店がある。

まずは「肉のまえかわ」から。この店昔は肉屋だったそうだ。数年前から、店内で酒も飲めるようにしたらしい。さすがに肉は買いに入りづらい、たぶん今は肉屋ではないはず。入って左側がトンカツやメンチや鶏刺しやポテトサラダ等つくり置きの惣菜が入った冷蔵ショーウインド。正面右には缶ビールや発泡酒の類が入った冷蔵庫。入り口右はもつ焼きの台がある。勝手に缶ビールを冷蔵庫から取り出しカウンターへ。２５０円だかを支払い、ショーウインドの鶏刺し、とポテトサラダを注文する。２５０円と１００円だったか。ウーロンハイを追加。もつ焼きも４本オーダー。腹がすいていたせいもあるだろうがアッと言う間に食べちゃいました。それが証拠に写真撮るのが遅れた。時間３０分、二人で１５００円くらい。

	肉のまえかわ ★★★★☆

次に向かったのが「むら上」。うなぎの串焼き屋だ。つまみは「うなぎ」１５０円、「ひれ」１５０円、「あたま」１００円。ビール小瓶３００円、酒２５０円のみ。 ここも立ち飲みでJ字型のカウンターに１５人くらいが立てそうだ。国立の「うなちゃん」よりもっと庶民的でリーズナブル。チョッとオヤジさんが昔気質でこわそうだったので店内の写真は遠慮しました。払ったお代は一人８００円くらいか。美味かったですよ。ここも３０分ほど。

むら上 ★★★★☆

もと来た道を引き返す。肉のまえかわの目と鼻の先に武蔵屋酒店はある。なんの変哲もない普通の酒屋として通り過ぎてしまいそうな店。が、正面右側に人が一人やっと通れるぐらいの廊下と言うか小部屋がある。７、８人も入ればいっぱいだろう。幅３０センチくらいのカウンターがあって立ち飲み屋になっている。窓で仕切られた向こうは酒屋だ。窓は当然開けられていてその小部屋から店のオネエサンに注文をする。ホッピー、３００円くらい。（この辺から価格を記憶するのが面倒になってきている）ツマミは写真にある通り、５０円〜１５０円。スナック類は袋のまま、皿が必要な物は紙の上に乗っけられる。あくまで酒屋、箸や皿の類は出してはいけないのだ。
いや、この空間妙に落ち着きます。太平洋戦争や関東大震災にも火災を免れた国宝級の建物。置いているウイスキーの銘柄が廃番商品としか思えないものばかりで、そこがまたいいのだ。通りを歩いていると普通に見えた酒屋だが中に入ると味があります。思わず嬉しくなってきました。
キャッシュ・オン・デリバリーなのでよく分りませんが、ホッピーの中だけもお替りして１０００円は使っていないはず。安い。４０分ほどいました。

	武蔵屋酒店 ★★★★★

大井町を代表する居酒屋がここ大山酒場だ。十条の斉藤酒場と同じようにオバチャンがテキパキと動く。１階はカウンターだけの店で、団体さんには２階のテーブル席があるみたいだ。既に私はここで何を飲んだのか覚えていない。多分ウーロンハイだったと思う。注文もマグロブツとかをしているのが写真で分る。名物のハムエッグを注文したのは覚えているのだが。そうそう、４軒目にして初めて椅子に座れたのだ。それまでの３軒は全て立ち飲み屋だった。そのせいだろうか、どっと疲れがでてきた。詳細は写真でと言いたいところだが、的確な写真を撮っていない。４０分ほど滞在。１０００円くらい。

	大山酒場 ★★★☆☆

ここらで一休みしないと寿司が食えない。と言うことでジャズ・バーへ。狭い。ここも立ち飲みかと思ったら奥に一坪ほどの椅子のあるスペースが。マッカランの１２年をロックで注文。７００円だか。安い。どこでも安いんだ、大井町は。で私のリクエストしたでデューク・ピアソンのジャケットです。

Impro ★★★☆☆

一貫３０円（いかげそ）からある立ち食い寿司屋だ。一番高いのがうにで２００円だったかな。いか８０円、厚焼き６０円、まぐろ、ホタテ、甘エビ１２０円、穴子、とり貝１４０円アー疲れた。ネタ豊富新鮮、明朗会計８貫ほどつまんで、ビール一本飲んで１０００円ほど。７，８人で満席。

いさ美寿司 ★★★★☆

大井町はとにかく安い！ユニークな店が多い。滞在時間合計で４時間くらいか。財布の中を見たら５０００〜６０００円しか減っていない。こんなに楽しんだのにだ。半径１００メートルの中にこれほどの店がひしめきあっている。立石以来の衝撃（笑劇）。また来ます。