2025年 私のお気に入り or Best
各レビュアーへの目次
Ozaki Murakami Hirose Takeda Sato
Ozaki

“Beatrio” Bela Fleck
https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/517664068.html
バンジョー、ハープという、ジャズらしからぬ楽器でのトリオ演奏でこれだけ格好良くスウィングできるのか!と驚愕したアルバム

“Spirit Fall” John Patitucci
https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/514507368.html
メンツがメンツだけにそもそも悪いはずはないのだが、それにしてもハードで聴き応え充分なサウンドをたっぷりと堪能できる

“The Surrounding Green” Fred Hersch
https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/517837187.html
ひたすらに美しさを追求して、3者がそれぞれにそれぞれのサウンドを増強してゆくような聴いていると、心が洗われるようなというか、清らかな気持ちになってゆくようなそんなアルバム

特別賞:”Oner Act” Ortance
https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/518704106.html
シンセベースの強めな低音と、タイトで無機的なドラムが奏でる電子音主体の疾走感のあるサウンドは、個人的に非常に好感度が高くて聴いていてとても心地良いサウンド
Murakami

Charles Lloyd/Figure In Blue
この十年程のアルバムは作品ごとにメンバーを変えて転戦する。今回はギターとピアノそしてロイドとの変則トリオ。そんな中でもジェイソン・モランはお気に入り見えて、今作にも参加。そのモランが素晴らしい。モランを聴くために買っても損はないと思います。

高柳昌行Angry Waves/ Holy Holy
1985年12月8日「アケタの店」での録音。井野信義と齋藤徹、二人のベースを従えたアングリー・ウエイヴ最後期の作品。ノイズ以前の、フリー・ジャズを探求した最も傾聴に値する音源。高柳のアルバート・アイラーへの愛が充満している。

Trio of Bloom=Nels Cline, Craig Taborn, Marcus Gilmore/ Trio of Bloom
ネルス・クラインは自己名義のConsentrik Quartetも発売し、26年の2月にはそのバンド来日公演も行っている。しかし、圧倒的にTrio of Bloomの方が魅力的だ。音の鋭さが際立っている。

中牟礼貞則&渋谷毅/Our Long Road
当店で久しぶりに録音された音源です。デスク・ユニオンJazzTOKYO 赤尾さんの紹介文がとても気に入っています。
Hirose

Fred Hersch “The Surrounding Green
昨年の10月20日、NY、マンハッタンのペンステーションの近くのバーでFred の 70歳を祝う大パーテーィーが行われた。参加者は50人超、Jazz Musician(Ethan Iverson,Mike Holober,Roseanna Vitroなど)、家族(パートナーーScott、弟—Hank,Scottの 妹、など)、友人(Jamie Bernstein-NY Phil.Lenny Bernsteinの娘、マイケルーSF の医者、ゲオルグーオーストリーの大ファンなど)。席上、Fredは”この年まで生きれるとは思ってもみなかった。“としみじみ語った。 本レコードはECMからの3枚目。スイス、ルガーノのFredお気に入りのピアノと スタディオ、銘エンジニアステファノアメリオの録音である。ベースのドューグレス、ドラムのジョーイバロン(ヨーロッパ在住)は旧知の仲間。 Fred自信、緑には深い縁があるようで、1990年初頭にはマンハッタンのセントラルパークのレストラン“Tavern on The Green”に出演しており、Fredの着るシャツは深い緑であったり、濃紺が多い。冗談で“Sharpだろう?”とか聞いてくる。 Fredの新しい別荘、NY郊外キャッツキルは緑に囲まれた閑静な環境にある。 NY,Jazz界のLiving Legend,Fred Hersch! さあ!彼の緑の深い音楽世界に沈んでみませんか。

Vanguard Jazz Orc./Live at The Village Vanguard “Centennial:The Music of Thad Jones”
1966年2月、VV(Village Vanguard)での初演奏以来、約60年、2700回以上の毎週月曜日のエンゲージメントを継続しているVJO(Vanguard Jazz Orc.)の昨年2月のVVでのライブレコーディング。 本レコードはThad Jones/Mel Lewis Orc.のCo Leader, Thad Jonesの曲のみ12曲で、 A Child is Born Tow Away Zone Once Around Don’t Git Sassy など昔馴染みの曲が並ぶ。因みにThadは1923年3月28日出生。100周年は2023年になる。 昨年11月第2週から、1977年以来48年間の長きに亘りLead Altoを担当した名手Dick Oattsの卒業演奏でもある(現在のリードアルトはTed Nash.元リンカンセンタージャズOrc.)Monday Night 、約60年継続中のNY名物、メンバーも比較的に安定しており、各人のソロも秀逸である。正にNYのNo.1のBBと評価する。

The Lost Scores/Kenny Wheeler Legacy “Some Days are Better”
1970年代のTp奏者で最も感銘を受けたプレイヤーがKenny Wheelerである。 代表作ECMの“GNU HIGH”,ピアノがKeith Jarrett,ベースがDave Holland, ドラムがJack DeJohnette.また、“Music for Large and Small Ensemble”にもショックを受けた。 カナダ生まれの英国で花を開いたJazz Man. Fred Hersch はNorma Winstone,Kenny Wheelerと親しいがKennyの人柄に惚れたようだ。 本レコードは英国Royal Academy of Music Jazz Orc.と米国マイアミFrost Jazz Orc.にゲストで,Sherry Berg(ヨシキの先生)、John Daversa,Ingrid Jensen,Brian Lynch,Evan Parker,Chris Potter,NormaWinstoneがsoloをとる。 豪華で優美なハーモニー、強烈なダイナミックス、各ゲストの正に手を汗握るソロには “参りました!”の一言である。

旧作再発 Historical Stanley Cowell/Solo Piano “MUSA.Ancestral Streams”
Nate Chinenの解説にある通り、“Jason Moranが、まさにJAZZのすべてのSolo Album の トップ5の一枚と評価する“という言葉は箴言である。 1940年代、彼の父親はオハイオ州のトレドでモーテルを経営しており、黒人JAZZミュージシャンがツアー中唯一気の置けないたまり場で,自宅のピアノにはArt Tatum(トレド出身)が座り、若きStanleyに良き影響を与えた、という。 彼の代表作、“Blues for Viet Cong”のスターター、“Departure”のソロ演奏。 彼のバカテク、とピアノを鳴らしきる凄さに、Jason Moranの格言が再認識される、名盤である。
Takeda

Room On the Porch / Taj Mahal & Keb’ Mo’
二人のベテランブルースマンによるユニット8年ぶりの二作目。 ゲストの女性シンガーRuby Amanfu をフューチャーしたアルバムタイトル曲「Room On the Porch」のようなリラックスした 感じの曲が特に気に入りました。

The Long Way Round/Maya Delilah
イギリスロンドン出身のシンガーソングライター/ギタリスト。ブルーノートと契約ファースト・アルバムを2025年リリース。ギタリストとしても要注目のミュージシャン。

Throw It Away./Barbara Dane
あと2016年のリリースですが、ピーター・ バラカン主催の音楽映画祭で知ったジャズ/ブルースシンガー、社会活動家でもあった、バーバラ・デインのアルバム「Throw It Away.」をよく聴きました。 ポール ・サイモンのAmerican Tuneのカバーが心に沁みました。
Sato

GRREN Sonho da foresta
私BEST3は、ライブで生音を聴き、アルバムも気に入ってよく聴いた三枚としました。 演奏者 Undercurrent4 渡辺隆雄Tp 加藤一平G 瀬尾高志B 芳垣安洋Ds リリース 2025年8月20日 トランぺッターの渡辺隆雄さん率いるピアノレスバンド。 泥臭く、ライブ感を溢れるサウンドがどこか懐かしく、気持ちいい。 特に6曲目Neferteitiからラスト9曲目Derivaまでの演奏にはスカッとする。

NATURAL SOLUTION
演奏者 森田修史Ts 大口純一郎 (#1~5)/魚返明未 (#6~10)P 落合康介B 中村海斗Ds リリース 2025年12月3日 参加メンバーのオリジナル曲中心で、前後半でピアニストが交代するが、統一感があり一気通貫で聴ける。 リーダーの森田さんの波動砲のごときテナーの音色が素晴らしい。

Next Stanards
演奏者 山口真文Ts 片倉真由子P リリース 2025年3月27日 山口さんのテナーの音色は、太く、すごみを感じる。 片倉さんのピアノも岡本太郎記念館のピアノの癖を活かし、情念を感じさせる。曲の選定も好みである

