国立 NOTRUNKS ミュージックダイニングバー国立 NOTRUNKS ミュージックダイニングバー

REVIEW

2022年 私のお気に入り or Best

CD購入については、円安で輸入盤が徐々に値段が上がり、某通販サイトでは入荷が芳しくないと、なかなか聴きたい音源が聴きにくい状況になってきています。 こういう流れがダウンロードとストリーミングに舵を切っていくきっかけになるのかもしれません。

そんななかでも、CDを持ち込んでの「新譜会」はしっかり4回開催できました。 「継続は力なり」だと実感を持って思っています。尾崎

各レビュアーへの目次

Ozaki  Murakami  Sato 

Ozaki

“View With A Room” Julian Lage

安定の格好良さという感じになってきた Julian Lage。 個人的には、Pat Metheny, Kurt Rosenwinkelに続くギターレジェンドは彼ではないかと思い始めてきた。 (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/494687888.html )

“First Things First” Boris Kozlov

今年、Boris Kozlov, Art Hirahara, Rudy Roystonのトリオの3人のいずれかが入るアルバムをどれだけ聴いたか そんな中から、Donny McCaslinのサックスが冴えわたる本作を挙げさせてもらいました。 (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/488427266.html )

Murakami

1.Julian Lage/View With A Room

ジュリアン・ラージは早熟の天才ギタリストだと、紹介されている。私が彼を知ったのは ネルス・クライン4のCurrents, Constellationsだから2018年の事。あのアルバムの強烈なサウンドはいま聞いても新鮮だ。それから4年。凄いアルバムが発売された。ビル・フリゼールの黒子的助けを借りてはいるものの、ギターの化身と化したジュリアン。永遠に残る金字塔的作品だ。

Charles Lloyd/Trios: Sacred Thread

ここにもジュリアンが参加している。昨年、京都賞を受賞したザキール・フセインのタブラとのトリオ作品。アメリカーナとインドの融合。

Delicate Steve/ After Hours 

ジャズではありません。ベンチャーズや寺内タケシでしょうか?はたまたジェフ・ベックでしょうか。昔からギター・インスト物が好きでした。アナログのB面すきです。

Sato

1.松丸契『The Moon,Its Recollections Abustracted』 

感情を直撃するようなアルトの音色とバンドが発散するエネルギーに圧倒されるアルバム。 とうとう、日本からどこの誰とも似ていないすごいグループが出た!!という印象です。 9曲目の「And we’ll keeping on going」は、進み続けるんだという強い意志を感じます。

2.CAVANAGH/MILEY/HOLLENBECK『ANOTHER LIFE』

福盛進也さんのSNALレーベルから発売のアルバム。 2019年12月、ピアニストのDan CavanaghとJames MileyがDUO録音した音源に、2021年5月、John Hollenbeckのドラムを追加する形で製作された由。 KAWAIピアノの豊かな音色と繊細なドラムが聴き所で、どっぷりと音世界に引き込まれてます。

魚返明未&井上銘『魚返明未&井上銘』

明るく屈託のないギターと繊細かつ感情溢れ出るピアノのDUOアルバム。 最初から最後まで、青春を思い出させるセツナイない曲が続きます。 2曲目の「サイクリングロード」は、中学校の頃、走るのが苦ではなくて、どこまでも走っていけそうだった感じを思い出します。

レビュー一覧へ戻る